みなさんこんにちは!岩橋です。
今、東京にいます。
ある政策プレゼンの大会の決勝で、東京に来ております。
わたしは子どもの貧困と孤食の対処のための政策をプレゼンします。わたしとしては、このプレゼンを通して、全国に貧困と孤食の深刻さを伝えられるのが何より幸せなことです。
↑東京に行く前に、プレゼンのブラッシュアップ。緊張しすぎて出発の4時間前に着きました笑
貧困家庭
この言葉を初めて聞いたのは、大学1年生でした。それこそ貧困家庭のボランティアに入る前に勉強として読んだ本に出てきた言葉でした。
高校までは感じたことのなかった「貧困」。今では当然のように新聞で連日取り上げられ、わたしも政策を打ち立てるために毎日調べるため、常にある言葉となりました。
現在、福岡県で貧困の子どもは約17万人。計算上、このまま進めば、30年後は3人に1人が貧困の子どもでもおかしくない状態です。
今まで実は1度も貧困の子どもを調査していなかったため、平成27年度のデータが初めてのデータとなるのですが、これを見て現状をどう脱却しようか考えた結果が、この突然火がついたように広がった子ども食堂の設置数増加につながります。
子ども食堂
子ども食堂とは、貧困や孤食の事情で1人で質素な夕食をとりがちな子どもに、団らんの場と、食事を提供する居場所です。
現在、月1で行っているところが多いようですが、あくまで今できる「即効性のある」対処として、救われる子どもは多いかもしれません。
伝える
そんな感じで広まっている「貧困」という言葉と「子ども食堂」という活動。
「貧困」という言葉は、想像しやすいですね。ですが、貧困だ貧困だと叫ばれる中で、本当に貧困の子どもの現実をリアルに見たことがある人はどれほどいるのでしょうか。
貧困の子どもの住む、家庭も貧困です。不安定な生活から、親子共に精神面に不調をきたすこともあります。また、貧困の世襲もひとつの深刻な問題です。
まずは現状を知ってもらいたい。
そして、今、貧困の子どもの住む貧困家庭を救いたい。これから大人になっていく子どには貧困の世襲からの脱却してもらいたい。そんな政策を、明日、300人を超える学生と国会議員の前でプレゼンします。
めちゃめちゃ緊張してます。
さて、わたしの政策は、市や県が行うものです。ひとりのために政策は打ち出せないので、大勢多数が救われるきっかけにすぎません。
では私たちは何ができるのか。
それは個に関わること。
ここでいう個とは、貧困の子どもや、その家庭です。
『子どもの貧困』の中で、阿部彩さんは
子どもの学力が、家庭環境に影響されているのであれば、無償教育だけでは、貧困の子どもの不利は改善されない。たとえ政府が高校・大学を全額無料としたとしても、家では両親がいつも不在であり、誰も「宿題をしなさい」という人がいない状況で子どもが育っているのであれば、進学するだけの学力が身につかないかもしれないのである。
と述べています。
これを読んだとき、人を助けるのは、やっぱり人なのだなと思いました。
個に人が関わるということ、分かっているようで簡単なことではありません。ゆうがお塾は貧困問わず、様々な困り感を持った個に関わっていく活動です。
訪問支援員が子どものために一生懸命教材を選び、問題をつくっている姿や、関わり方に悩む姿を見ると、本当に大切に想っているのが伝わります。
そんなひとたちが増えて欲しい。
「かわいそうね」で終わらないで欲しい。
ゆうがお塾のクラウドファンディング、始まりました。
https://faavo.jp/fukuoka/project/1130